ライツアウト

BLと夢創作が好きなオタクのブログ。

女オタクと男オタクの夢創作についての談話

2020年10月9日

これは、私と私の弟が夢創作について話したことの記録である。私は女オタクの代表ではないし、弟は男オタクの代表ではない。そのことを念頭に置いて読んでほしい。私がどういう夢者なのかは、
こちら
を読めば分かる。

そもそも、オタクを男女で分ける意味なんてないのではないかと思うので、タイトルは便宜上の表現である。それに、私は肉体は女だが、性自認は女である時もあり、男である時もあるXジェンダー(不定性)だ。家族の誰にも言っていないが。

私の弟の簡単な紹介をしておく。私と同じで、キャラメイクゲームを愛している。シスヘテロ男性だが、自分×二次元の男キャラ妄想も稀にするらしい。

本題に入ろう。

何年も前(ふたりとも成人済み)に、私が弟に「夢小説って知ってる?」と訊いたのが始まりだった。弟の答えは「知らない。何それ?」である。

やっぱり! と思った。いわゆる男性向けの二次創作物には、幅広いモブ創作が溢れており、私は常々それを夢的だな、と思っていたのだが、やはりそれらが夢創作に近いものだという意識はないのだと。

私は必死に、夢創作がどういうものなのか説明した。その内容は長いので割愛するが。夢創作についてよく知らない方は、
2020年現在夢ジャンルの定義やらを考える
、という良記事があるので読んでほしい。

説明を聞いた後の弟の台詞は、今でも忘れられない。

「男は自分×キャラなんて、意識もせず当たり前のようにしてるのに女は大変だね」

いや、本当にな! どうしてこうなった!

女の性欲の透明化や抑圧などが絡むのだとは思うが、それについては、ここでは論じるつもりはない。

弟曰く、「夢創作」ってかそれ、単なる「二次創作」じゃん。

そうだね! 男性向けだとモブ(俺)×キャラがスタンダードだもんね!

モブレだったり、イチャラブ系モブだったり、創作提督だったり、自分自身だったりがキャラと絡む。それらは全て、弟にとっては「二次創作」なのだ。

百合創作に比べて、いわゆる俺嫁の方が断然多いという体感があると弟は言った。私もそのように思う。

う、羨ましい~! 夢なんて幼稚だとか、いずれ卒業するものだとか、黒歴史(笑)だとか言われなくて済むんだ~!

私は弟に質問をした。

私「キャラに接する妄想をする時、弟はそのままの自分自身とキャラとで妄想するの?」

弟「うん。そういう時もある」

自己投影夢だー! 当たり前のように自分×キャラだー! 私は、はしゃいだ。当時の私は自己投影夢をやっていなかったが、他人の自己投影夢創作を楽しそうだな~と憧れのまなざしで見つめていたのである。

余談だが、現在(2020年9月から)は私も自己投影夢をやっている。どうも、キャラくんとは真剣にお付き合いさせていただいております。

さて、ここからは会話文で進める。内容は、2020年10月にした会話を文字起こししたものである。

弟「いちご100%を読む時とかさ、普通に真中(主人公)に感情移入して、東城がいいかな? 西野がいいかな? とかやるでしょ?」

私「私はしてないなぁ。誰とくっ付くんだろう? って、恋愛漫画として見てた。あと、外村兄に萌えてた」

弟「姉は女だからだよ」

私「おい」

弟「姉はさ、少女漫画の主人公の普通の女の子に感情移入したりしなかったの?」

私「うーん、あんまり…………弟みたいに真中の中に入るみたいな読み方はしたことないかも……?」

弟「いや、違う違う! 真中のポジションに自分をポンッと入れるんだよ。真中の中に憑依するみたいに入るんじゃなくて、真中は弾くの」

私「マジか。目から鱗だわ。あと、それは私の定義では自己投影だわ」

弟「それは知らん」

私「自己投影は感情移入の強化版みたいなイメージなんだけど」

弟「それについて深く考えたことはないなぁ」

私「そうか。じゃあ、例えばゲームはどんな感じでプレイしてる?」

弟「俺はさ、そもそもゲームの人なワケ。二大好きなゲームはポケモンとTESよ? あんなの夢ゲーじゃん」

私「確かに。主人公の名前変更出来るやつと、主人公のキャラメイク出来るやつ。私も大好き」

弟「(自主規制)とかダメだったわ。主人公のやることにイチイチ、は? ってなって、主人公の位置に自分をスコーンと入れられなかった」

私「なるほどね。ねえ、ちょっと感情移入と自己投影の違いについて考えてみてくださいよ~」

弟「言葉博士に訊け」

私「それじゃあ、最初に夢感情を抱いた時のこと覚えてる?」

弟「夢感情ってなんだよ!?」

(キャラに何かしたい、されたいという感情のことだと定義付けて説明)

弟「それ万人が持ってるやつだろ!」

私「そう思うよね…………」

弟「違うの!?」

私「ないと言う人もいます」

弟「(自主規制)してみ? あるって言うから」

私「おい」

弟「創作物に感情移入出来ないからノンフィクションしか読みません、とかなら一貫してるなと思うけど」

私「あー。ドキュメンタリーしか見ない人いたなぁ」

弟「で、夢感情を初めて抱いた時の話のことだけど。記憶が曖昧だけど、小学生の頃にポケモンピカチュウ版のゲーム主人公を自分だと思ってポケモンと戯れたいと考えてたはず。ポケモンやってる百億人がそう思ってるでしょ」

私「マスキッパと戯れたいよ~」

弟「ポケパルレやれ」

私「実際に戯れたいよ~」

弟「VRなら出来るんじゃね?」

私「VRは夢と相性良いよね」

弟「姉は、いいから神夢ゲー、ポケモンを布教しろよ。主人公の名前変えられるわ、ポケモンに名前付けられるわ。そのポケモンっていうのは別個体だから、自分だけの相棒ポケモンなんだよ! 夢夢夢じゃん!」

私「タイムラインのみんなたち、ポケモン剣盾やってると思うよ」

弟「姉の隣にいるマスキッパと、俺のマスキッパは別個体なんだよ! 神ゲーか?!」

私「神ゲーなのは分かってるよ。大丈夫」

弟「みんな、ポケモンやろう! 終わり。締め」

私「勝手に終わらないで」

弟「エルダースクロールズシリーズ(TES)の宣伝もやるか?」

私「TESの良いところはキャラメイクと冒険の自由度! チュートリアルが終わったら、ハイ! 自由! という神ゲーです。農業やるもよし、暗殺者やるもよし。最高」

弟「最高だな。世界観の作り込みが凄いからこそ、テキトーに歩く面白さがあるゲームだよね」

私「はい。宣伝は終わり。オリジナルキャラ創作はしたことある?」

弟「一次創作なら、小学生の頃から山ほどしてるよ」

私「うーん。なるほど。二次創作では?」

弟「ぼくのかんがえた最強のサーヴァントの妄想とかはしたことあるけど。俺のカストールの話聞く?」

私「FGOに来ちゃったね」

弟「うん。被った~! って思った」

私「二次創作を形にしたことはないんだよね?」

弟「一次創作で忙しいから」

私「ちなみに私は、一次創作の息抜きに二次創作をやり、二次創作の息抜きに一次創作をやってるよ」

弟「そうなんだ」

私「PCの二次創作サイト巡りしたことある?」

弟「イラストサイトくらいしか見てなかった」

私「絵が◼️でリンクされてるやつね?」

弟「そうそう。それで、▲はR18絵です、とかね」

私「テキストサイトは見てない?」

弟「掲示板のSSなら、ちょっとだけ読んでたけど」

私「あーなるほど。私は実は、男性の書いた夢小説を読んだことがあるんだよ。魔法先生ネギま!の。だから、弟も夢小説を読んでたりしないかなって思ったんだよね」

弟「あーそういうこともあるんだ。でも、俺は読んだことないな」

私「そういえば、さっきのポケモンの話で思い出したけど、刀剣乱舞も私の本丸、私の刀剣男士じゃん。審神者は透明だし。夢夢夢ゲー。弟、ちょっとだけ刀やってたよね?」

弟「ちょっとキャラを知ってるくらいだよ」

私「確か、次郎太刀のこと美人じゃね? って言ってたよね」

弟「うん。っていうかみんな美人じゃね? みんな抱ける」

攻め男主夢者の私「そうね。自分が男審神者という体でプレイしてた?」

弟「うん」

私「ふんふん。弟はキャラメイクゲーやる時は、女キャラでいつもプレイしてるけど、あれはどういうこと?」

弟「俺の作ったカワイ子ちゃん、ぐへへってこと。それで、女キャラを攻略したりもする」

私「ふむ。FGOはぐだ子でやってるけど、女装男子のつもりでロールしてるんだよね、確か」

弟「うん。それは俺の中でも特殊なロールプレイだけどね」

私「私が、男キャラでゲームをやっていることについてどう思う?」

弟「俺と同じような感じだと思ってる」

私「まあ、そうね」

弟「俺が女キャラでプレイして、姉が男キャラでプレイするのがいつものことだったから、それが普通のことだと思ってたけど、どうやらそうでもないらしいと気付いた」

私「どうして?」

弟「よく覚えてない。そんなイチイチちゃんと生きてるかよ」

私「そーすか」

弟「女キャラを選ぶ一番の理由はアレよ? 衣装よ。男の着せ替えとか楽しくない。そんなの毎日自分でやってるし」

私「ほうほう。話題変わるけど、動物や無機物や人外に自己投影出来る?」

弟「万物に自己投影出来るわ! っていうか自己投影とか深いこと考えたことないわ。人間がウンコ美味しい~って言ってたら共感出来ないけど、人外がパフェ美味しい~って言ってたら共感出来るでしょ? つか、女オタクがよく言ってる壁になりた~いってやつも夢だよね?」

私「それな! 私は推しと付き合いたいんじゃなくて、推しカプの家の壁になりたいんです。自己投影してる夢なんかと一緒にしないで! みたいなこと言う人いるけど、それってカプ観測夢じゃねーか! って私は思ってるんだわ。壁夢主だわ」

(壁になりたいと主張をする者には舞城王太郎の「淵の王」をぜひ読んでみてほしい。良質な夢概念が詰まっているので)

弟「壁という自分がいるから、夢だよなー」

私「じゃあ結構話したし、そろそろ終わろうか。最後に、私の近況の話をするね」

弟「急に」

私「私、最近自己投影夢やり始めたんだよね。キャラと私が付き合ってる」

弟「俺の嫁じゃん」

私「まあそんな感じ。私を理想の外見にして、キャラと付き合ってる夢創作をしてる」

弟「それ今までと何が違うの?」

私「私の考える理想の外見のアバターを作って、完全に私のする言動をさせて、私自身がキャラと付き合っている体の夢創作をしてるんだよ。実際のプロフィールとちょっと違うところもあるけどね。学歴とか職業とか」

弟「つまり、姉成分が強い夢創作ってことね。楽しい?」

私「めっちゃ楽しい!」

弟「良かったじゃん」

めでたしめでたし。

夢小説との出会いと別れ、そして再会

2020年10月5日


男主夢創作をするようになった話
に書いてあることは、こちらでは省略するところもある。

幼い頃の私は、セーラー戦士だった。と言っても、自分を物語に投入していた訳ではない。その頃は、まだ。私は月野うさぎ役を演じるのが大好きだった。当時の私は、うさぎを、友達は水野亜美を演じるのが常だった。

時は流れて、私は小学生になり、初めてコミックスというものを買った。名探偵コナンの16巻を表紙が気に入って購入したのだ。しかし、やっぱりまだ夢感情は芽生えない。

二次創作というものに、どっぷりと浸かったのはシャーマンキングのアニメからである。ホロホロが好きだった。アニメと原作だけではなく、二次創作に手を出すようになったのは彼のせいだと言える。その頃から、私はBLカップリングを読むようになった。夢よりほんの少し先に、BLにハマったのである。

初めて購入した商業の同人アンソロジーシャーマンキングだったし、初めて参加した同人誌即売会シャーマンキング。初めての同人誌、ラミネートカード、キャラクターソングCD購入もシャーマンキング

私が夢小説と初めて出会ったのは少し後、同じく小学生の頃。おそらく検索の末に辿り着いた、テニスの王子様の夢小説サイトでだ。確か、PCサイトだったと思う。私は、ポップアップでの、「あなたの名前を入力してください」を体験した覚えがない。ちょっと寂しい。

私は、今で言う最推しの芥川慈郎の同級生の女子になったり、彼女になったりした(リアルで硬式テニスを習い出したりもした)。夢主人公の名前には、私の理想の名前を付けた。とびっきり素敵な、私以外の誰も知らない、もうひとつの自分の名前。当時の私にはペンネームやハンドルネームはなかったので、夢ネームが第二の名前だったのだ。今でも私は、名前変換という機能を愛している。

名前を付けるという行為は、夢主やゲームの主人公に自己投影するのに、とても深く関わる要素だと思う。姿や性格が私とはかけ離れていても、名前を付けると、とたんに愛着が湧くのだ。言うまでもなく、私は、という話だけれど。ネームレス夢創作も好きだよ。

ところで私は、キャラメイクをするのが大好きである。ゲームやTRPGや一次創作などで思うままにキャラを創るのが好きだ。名前変換は、最小限のキャラメイクではないかと考えている。

夢者のみんなたちも、エディット主人公やカードワース(フリーゲーム)の自キャラ創るの大好きじゃない? ね?

それと同じくらい、私は、ポケモンやペルソナや九龍妖魔學園紀フェイト/エクストラカリギュラなどのゲーム主人公に名前を付けるのが好きだ。

自分≒主人公だと思えるゲームや夢創作を愛している。

では、名前変換のない自己投影夢やオリジナル主人公創作はというと、「あらあら、今日も元気いっぱいね~」と近所の人みたいな感覚で見守っている。私は、夢創作を愛している。

話は、夢小説に出会った小学生の私に戻る。シャーマンキングテニスの王子様にハマった私が次にハマったのは、GetBackersだった。最推しは、風鳥院花月。彼に関して、よく覚えていることがある。それは、ファンブックに載っていたキャラクタータイプ診断で、彼になりたかったということ。同一化願望というよりは、彼は私の理想の姿を体現していたから、私もそんな風になりたかったのだ。よく女性と間違えられる彼。とても美しく、流麗な所作の彼。

そして、もうひとり、私の理想の姿に影響を及ぼした男キャラがいる。きらきら☆迷宮という漫画の富士見きらという、女装して女子高に潜入する、絶世の美貌の探偵役の彼。ふたりの影響は、凄まじかった。というのも、私が頭の中で思い描く夢主の姿が、彼らに似るようになってしまったほどだ。

次は、私と男主夢との出会いについて説明する。中学生の頃の、BLEACHの最強総攻め男主との出会いが、私の後々の運命を変えたと言っても過言ではない。

「へー男主人公の夢小説もあるんだー」とすんなり受け入れた私は、男主夢も読むようになっていく。

ちなみにBLEACHの最推しは山田花太郎。彼に対して、私は明確に夢感情を抱いていた。私は妄想で彼とは別の隊の死神(男)になり、恋仲になった。毎晩、眠る前にはベッドの中でそんな妄想をしていたし、朝目覚めた時には、BLEACHの世界に理想の姿と立場でトリップしていないかなぁ、と願っていた。

同じ頃、試験期間中に友人に借りた、るろうに剣心のコミックス全巻を読み耽り、私は相楽左之助に恋をした。そして、鋼糸使いのオリジナルキャラ(性別が思い出せない)と脳内で会わせて遊んだ。

しかし、いつしか段々と夢から離れていった。特に理由はないのだけれど。たぶん、一次創作と名前を変えられるゲーム主人公×男キャラの二次創作ばかりしていたからかな、と思う。この頃は、自分が腐女子(現在はこの呼称を好いてはいない)だという自認があった。

そんな私に再び夢感情を呼び起こさせたのは、2013年のテレビアニメ、進撃の巨人のジャン・キルシュタインである。攻めキャラが見当たらないと思った私は、モブ×ジャンをpixivで漁った。主に憲兵が竿役になっていたのを覚えている。

うん。夢から何年も離れていたからね。少し男主夢のことを思い出すのに時間がかかったね。



今思うと、モブレ村出身は言い過ぎだな。名前変換ゲーム村出身のモブレ街道経由夢村在住、という感じ。最近は村に例えるのも如何なものかと思っている。日々、自分をアップデートしていきたいものである。

自分でも、モブ創作をしようと思って生み出した憲兵のモブお兄さん。彼はロクでもなくて、ずる賢くて、どうしようもないほど普通の人になった。私は彼に祈りを込めて、名前を付けた。そうして彼は、夢主になったのである。

あなたは、モブお兄さんではなくなった。私の二次創作の世界において最強で、何者にも負けず、悪逆非道の限りを尽くしてもいい存在ではなくなった。これから、苦しいことや辛いことがあなたの身に降りかかるだろう。

それは、創造主である私によってもたらされるものだけれど、私はあなたの安らかな生も祈っている。

私は2013年の夏に、夢小説サイトをフォレストページ(現在は移転済み)で作った。いや、ゲーム主人公×キャラの小説も置いてあるから、名前変換小説サイトと言うべきだろうか? とりあえず、私はサイトには名前変換小説サイトです、と書いている。

サイト管理を始めて、もう7年の月日が流れた。つまり、私が夢書きになってから、7年が経ったということだ。夢創作を10年以上続けている方もゴロゴロいると思われるので、私もまだまだ頑張っていきたい所存。

最後に、私にとって夢主とは何かを記しておく。

夢主は、私であり貴方であり舞台装置であるオリキャラだ。

長くて申し訳ないが、私はそう思っている。夢創作は個人の願望を叶える装置だけれど、時には他人の希望にもなり得るものだと考えている。

私が男主夢を書くことに辿り着くまで

2020年9月30日

これは、ほとんど個人的なメモなので、読んでも面白くないかもしれない、と言い訳をしておく。

私が男主夢に辿り着く道のりを語る上で、欠かせないものがある。

主人公の名前を変えられるゲームの存在だ。

私が一番最初に深く触れたゲームは、ポケモンの青版だった。男主人公の名前を変えて、思う存分、相棒ポケモンゼニガメとの冒険を楽しんだ。当時の自分は、女であるのに男のアバターを着ることに対して、特に何も意識はしていなかった。

当たり前のように、そういうものとして受け入れていた。ポケモンクリスタルでは女主人公で遊んだけれど、そのことに対して特別な喜びを感じたということもなかったように思う。

夢小説に初めて触れたのは、小学生の頃だった。どうやって夢小説サイトに辿り着いたのかは覚えていないが(たぶん検索したら出てきた)、私はテニスの王子様の芥川慈郎の同級生の女子になったり、彼女になったりした。

名前変換に戸惑った覚えはない。そういうものとして、すぐに受け入れていた。ゲームみたいなものか、と。私にとってのゲームとは、その世界に入り込むものだったから。

夢とほとんど同時に、二次創作BLカップリングにもハマっていた。最推しであるキャラのBLカプは読まなかったけれど。今にして思えば、あれが私の「キャラ単体推し」の始まりだったのかもしれない。

男主夢の存在に気付いたのは、少し後、BLEACHの最強男主に出会った私は、「へー男主人公の夢小説もあるんだー」と、それもすんなり受け入れて読むようになった。

私の二次創作の始まりはさらに後、ペルソナ3からである。どこにも出していないが、自分が名付けた男主人公×荒垣先輩の小説をいくつも書いていた。自分を救うために。

それから、私はゲームの名前を変えられる男主人公×男キャラの小説を自分のためだけに書くようになる。二次創作するのは、そういったゲームだけだった。何故なら、基本的に一本で完結するから。二次創作に矛盾が出にくくて良いと私は考えていた。

魔人學園やらペルソナ4やらで、私は小説を書き続けた。自分が書いているものはBLカップリング小説だと疑いもせずに。いや、今でもそう思っているが。ゲームのビジュアルのある主人公は夢主ではない、とは思う。しかし、現在は提督や審神者やプロデューサーは? とかキャラメイクした主人公は? とか色々考えている。

今にして思えば、私が初めて書いた夢はこの頃に書いた、オリジナル主人公(季節の擬人化)×ヘタリアのロシアさんだった。当時の私は、夢小説ともオリ主創作とも意識していなかったが。

ある出会いによって、完結していないものでの二次創作を出来るだけ避けていた私に、転機が訪れる。

それは、進撃の巨人のジャン・キルシュタインとの出会いである。

私は昔から何故か、自分≒ゲーム主人公=攻めと思っており、好きなキャラを受けにしてきた。進撃でも、ジャンは受けだな~と思った。

しかし、攻めキャラが見当たらない。いねぇ。そこで私は、やるしかないと思った。

よし、モブレだな、と。当時、夢から離れていた私は、そう思ったのだった。

私はモブジャンを読み、妄想した。そして、自分でも書くか、と考える。

モブは憲兵団の男で~。いや、なんでコイツ憲兵なんだろ? 訓練兵の頃、がんばったんだな~このモブ。なんで訓練兵になったんだろ? 元々は孤児で~。いや、モブにそんな設定いらないし。

しかし、モブに設定を生やすのを止められない!

それで気付いた。あ、これ男主夢だ! 知ってる!

よし、男主夢を書こう!

それで出来上がったのは、何故かエレン夢だった。今でも訳が分からない。

けれど、なんだか良い出来だと思ったので、私は初めてサイト(ちなみにフォレスト)を作って、ネットに公開した(それがもう、7年も前とは……)。

ついでに、ゲーム主人公の小説にも名前変換を付けて公開した。私のサイトには、夢小説と、名前変換のあるBLカップリング小説が並んでいる。だから私は、名前変換小説サイトを名乗ることにした。それは、今でも続いている。

今では、完結していない作品の二次創作も普通にするようになった。ありがとう、進撃。私が書いたワートリの男主夢面白いので読んでください(宣伝)。

まとめ。自分を救っていたら、攻め男主夢に辿り着いた。きっと、ゲームのおかげで名前変換が大好きだったので、それが土台になっているのかな、と思う。どのアニメや漫画や映画でも、この作品に入り込むゲームやりて~! と思うから。

でも、ない。ないから夢を書く。そんな感じ。みんなギアスのロストカラーズみたいなゲーム好きでしょ? ね?

思いの外短かったような気もするけど、これが私の夢書きに至る歴史だ。もううろ覚えの部分もあるけれど、これ以上忘れる前に、書き残したいと思った。こういう経緯の人もいるんだ~と知っていただけたなら、幸いです。お読みくださり、ありがとうございました。良かったら夢小説の方もよろしくお願いします(宣伝)。

【雑記】いつだってやめられるを見た

2020年10月4日

イタリアの犯罪コメディ映画です。この前、3作全て見ました。
社会から弾き出された学者たちが合法ドラッグを作り、一儲けしようとする。
イタリア版ブレイキング・バッドと言われていたけれど、私は見たことないので、なんとも。
個性豊かなポスドクたちが素敵でした。
中でも、私が好きなのは2作目から登場する、ルーチョ・ナポリ(メカトロニクスエンジニア)です。顔が良い。それに眼鏡(加点)。
男主夢を書いたくらいには好きです。
人の書いた夢小説が読みたいよ~!

【雑記】ガチ恋粘着獣(第一部)について

2020年10月3日

りこめろ好きだー!
闇属性っぽい女が好きなんですよね、私。
りこめろ時も好きだけど、里穂子さんも好きだ。
里穂子さんのヒモ男になりてぇ(息するように夢思考)。夢者なので、好きな作品には、すぐに入り込みたくなる。
あと、ギンガも好き。顔、良。
男主夢を書いたくらいには好きです。
キャラ萌えは、このくらいで置いといて。
いやぁ、面白い漫画だなぁ、と。しみじみ思いました。
令和のミザリーだよ。ミザリー(映画)も大好きです。
そうそう。
フォロワーさんが「ほぼガチ恋粘着獣だから」と言っていた劇団EXILEの映画も見ました。
映画「jam」は因果応報エンターテイメント。面白かったです。
推し演歌歌手を拉致監禁し、自分のために新曲を作らせる女、マサコ。
スバルに、自分のためだけに配信をさせようとした、ガチ恋粘着獣のヒナじゃん!
ポールに、自分の望むミザリー・シリーズを書かせようとしたアニーじゃん!
厄介なヤバいファン、好きだ~。
私は厄介な人間が好きです。
ギンガ(というか劍隆文)にも厄介な人間を押し付けてやるからな。夢小説で。

【雑記】インターステラーを見た

2020年9月25日

遅ればせながら、見た。
ロボが可愛いくてビックリした。
ほしのこえ」でも思ったことだけれど、宇宙へ行った人にメッセージが届くのって残酷でもあるよなぁ、と。
私の印象に一番残ったのは、マン博士。
悪者の科学の徒が好きなので。
最後は親子の愛でまとめられるところは良いのだけれど、トムはどうなったのだろう?
気になってしまった。

【雑記】実写デビルマンを見た

2020年9月9日

実績解除です。クソ映画ではあるんですけど、思ったより見られました。
CGが頑張ってるからだと思います。

この前、実写進撃の巨人(2本)と実写サイレンを見た実績も解除したんですが、この中だと、私はサイレンが一番良かったです。
カメラ(視点となる人物)が歪んでるのが好きなんですよね。ゲームのサイレン2の要素拾いも、まあまあ良いと感じました。

実写進撃はエンドオブザワールドのオチがダサくて、それ以外の記憶が霞んでしまいました。気付けばカリモクのソファーも頭から飛んでいました。

デビルマンに話を戻しますが、原作を映画に落とし込むのが壊滅的に下手な上に、メインキャラの棒読みという罠があるのが低評価の理由なのかなと思いました。

ついでなので、デビルシャークも見たことを書いておきます。
こういったものが完成品として世に流通していることに、私は夢を感じますね。